スペイン1部リーグであるラリーガは世界トップクラスのリーグで、過去にはクリスティアーノ・ロナウド選手とリオネル・メッシ選手がしのぎを削り、得点王争いをしていました。世界的スーパースターの選手が去ったラリーガですが、2023ー24シーズンの得点ランキングはどうなっているのでしょうか。
そこで今回は、2023ー24シーズンのラリーガ得点ランキングと歴代王者について紹介します。
【2023-24】ラリーガの得点ランキング
2023ー24シーズンの得点ランキングはこのようになっています。
順位 | 選手名 | 得点数 | 所属クラブ |
1位 | アルテム・ドフビク | 24ゴール | ジローナ |
2位 | アレクサンダー・セルロート | 23ゴール | ビジャレアル |
3位 | ロベルト・レヴァンドフスキ | 19ゴール | バルセロナ |
4位 | ジュード・ベリンガム | 19ゴール | レアル・マドリード |
5位 | アンテ・ブディミル | 17ゴール | オサスナ |
それでは、2023ー24シーズンの得点ランキングトップ5の選手について詳しくみていきましょう。
アルテム・ドフビク
アルテム・ドフビク選手はウクライナ代表の選手で、2025年6月現在はイタリア・セリエAのASローマに所属している選手です。今でこそ、ヨーロッパのトップリーグでプレーしているアルテム・ドフビク選手ですが、プロ契約を結んだ時は母国の3部チームでした。
アルテム・ドフビク選手はテクニックやスピードが飛び抜けて凄いわけではないですが、強靱なフィジカルと得点パターンの多さでゴールを積み重ねています。
アレクサンダー・セルロート
アレクサンダー・セルロート選手はアトレティコ・マドリードに所属しているノルウェー代表の選手で、世界的なストライカーである同郷のアーリング・ハーランド選手と似たタイプをしています。
アレクサンダー・セルロート選手は195cmという大柄ですが、パワーとスピードを兼ね備えた身体能力に優れた選手で、ポストプレーも得意にしています。
また、アレクサンダー・セルロート選手はトルコのトラブゾンスポル時代には得点王を獲得しました。
ロベルト・レヴァンドフスキ
2023ー24シーズン、ラリーガの得点ランキング3位となったのは、バルセロナに所属しているポーランド代表のロベルト・レヴァンドフスキ選手です。
ロベルト・レヴァンドフスキ選手は決定力、テクニック、フィジカルなど全ての能力がハイレベルな選手で、ポストプレーや中盤に下がってボールを受けることもできます。さらに、身体能力に頼るだけではなく、細かく動いたり、相手と駆け引きしたりと、得点パターンが豊富なのも特徴です。
ジュード・ベリンガム
ジュード・ベリンガム選手は中盤の選手で唯一、得点ランキングのトップ5にランクインしました。イングランド代表のジュード・ベリンガム選手は、2023-24シーズンにレアル・マドリードに加入したばかりでしたが、瞬く間にフィットし、2列目から飛び出してのゴールやこぼれ球、ミドルシュートなどから得点を積み重ねてきました。
ジュード・ベリンガム選手は得点力だけではなく、テクニック、運動量の多さ、守備力など攻守で活躍できる選手です。
アンテ・ブディミル
アンテ・ブディミル選手はクロアチア代表で、オサスナに所属している選手です。アンテ・ブディミル選手は190cmと身長が高いだけではなく、手足も長く、ポストプレーを得意にしています。
現在はオサスナの主力選手として活躍しているアンテ・ブディミル選手ですが、これまでに6チームを渡り歩いてきた苦労人です。
ラリーガ得点ランキング歴代王者は?
2023-24シーズンはレアル・マドリード、バルセロナ以外の選手がラリーガ得点ランキング王者となりましたが、それ以前はどういった選手が活躍していたのでしょうか。
それでは、2023-24シーズンより前のラリーガ得点ランキング歴代王者を詳しくみていきましょう。
ロベルト・レヴァンドフス
2022-23シーズンにラリーガ得点ランキング王者になったのは、バルセロナに移籍したばかりのロベルト・レヴァンドフスキ選手でした。
ロベルト・レヴァンドフスキ選手はバルセロナに移籍したばかりにも関わらず、34試合に出場し、23ゴールを記録します。移籍当初は、ロベルト・レヴァンドフスキ選手が34歳であったことやブンデスリーグ以外でプレーしたことがないことが不安視されていましたが、結果で証明して見せました。
カリム・ベンゼマ
2021-22シーズンのラリーガ得点ランキング1位となったのは、元フランス代表で当時、レアル・マドリードに所属していたカリム・ベンゼマ選手です。カリム・ベンゼマ選手はクリスティアーノ・ロナウド選手がいる時代は黒子役に徹することが多く、決定力不足が指摘されていましたが、真のエースとなり、32試合で27ゴールを決めました。
カリム・ベンゼマ選手は足元の技術が高く、ドリブルやポストプレーを得意にしており、周囲と連携してゴールを奪ったり、チャンスメイクをすることができます。
リオネル・メッシ
2016ー2017シーズンから2020-21シーズンまで5年連続で得点王に輝いたのは、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手です。リオネル・メッシ選手は2016ー17シーズンに34試合で37ゴール、2017-18シーズンに36試合で34ゴール、2019ー20シーズンは34試合で36ゴール、2019-20シーズンは33試合で25ゴール、2020-21シーズンは35試合で30ゴールを記録しています。
リオネル・メッシ選手は全ての能力がトップクラスで、細かいステップと緩急で相手を躱していきます。
ルイス・スアレス
2015ー16シーズンに得点ランキング王者になったのは、元ウルグアイ代表のルイス・スアレス選手です。ルイス・スアレス選手はリオネル・メッシ選手とクリスティアーノ・ロナウド選手が全盛期の時代に得点ランキング王者を勝ち取った選手で、身体能力はそこまで高くないですが、シュートの多彩さ、テクニック、献身性などを兼ね備え、35試合で40ゴールを記録します。
ただ、ルイス・スアレス選手はやや素行面に問題があり、バルセロナに移籍する前は噛みついたりして出場停止になることもありました。
まとめ
今回は2023ー24シーズンのラリーガ得点ランキングと歴代王者について紹介しました。
近年は様々な選手がラリーガ得点ランキング王者になっていますが、2010年代はリオネル・メッシ選手とクリスティアーノ・ロナウド選手が2分することが多かったです。
2024ー25シーズンはレアル・マドリードのキリアン・エムバペ選手が34試合で31ゴールを記録したので、今後に注目していきましょう。